キャスト

チン・ハオ | ガオ・チュン役

1979年5月20日、遼寧省出身。 第62回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したロウ・イエ監督の『スプリング・フィーバー』(09)で主演を務め、その刹那的な表情と演技で一躍世界の注目を集める。以後、『二重生活』(12)、『ブラインド・マッサージ』(14)とロウ・イエ監督作品に出演を重ねる一方、老婦人と中国人青年の交流を描いた日中合作のヒューマンドラマ『東京に来たばかり』(13)では倍賞千恵子と共演し、話題を呼んだ。最近の主な出演作に「2017東京/沖縄・中国映画週間」で上映された『上海キング』(17)など。

シン・ジーレイ | アン・ルー役

1986年4月8日、黒竜江省出身。 2012年3月より放映開始された中国版TVドラマ「ホテリアー」(「ホテリアー」:ぺ・ヨンジュン主演の韓国人気TVドラマのリメイク版)に出演し、注目を集める。映画のほかに多くのTVドラマでも活躍している若手人気女優。恋愛ホラー映画『詭愛(Haunting Love)』(未/12)では主演を務め、恋人に裏切られた女を熱演。主な出演作にチャン・チェン主演の『ブレイド・マスター』(16)の続編『繍春刀•修羅戦場』(未/17)など。

ワン・ホンウェイ | ホンウェイ役

1969年、河南省出身。北京電影学院でジャ・ジャンクー監督と出会う。ジャ・ジャンクーが在学中に撮ったビデオ作品『小山の帰郷』(97)に出演。以後『一瞬の夢』(97)、『プラットホーム』(00)では主演したほか『青の稲妻』(02)、『長江哀歌』(06)、『罪の手ざわり』(13)などに出演し、ジャ・ジャンクー作品には欠かせない役者として知られる。北京独立電影展ではプログラムディレクター、栗憲庭電影学校では教壇にも立ち、役者のほかにプロデューサー、教育者としても活躍の場を広げている。主な出演作にダイ・シージエ監督の『小さな中国のお針子』(02)など。

スタッフ

監督・脚本 | ヤン・チャオ

1974年1月6日、河南省出身。
2001年に発表した短編映画『RUN AWAY』(未)が第54回カンヌ国際映画祭でヤングディレクターアワードを受賞する。その後、長編一作目の『Passages』(未/04)が第57回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」カメラドール スペシャルメンション受賞をはじめ、第4回クァンジュ国際映画祭にて審査員賞を受賞するほか、第7回バルセロナ・アジア映画祭でも審査員特別賞を受賞するなど、数々の賞に輝き世界のアートシーンで注目されるようになる。また、2015年のアジアフォーカス・福岡国際映画祭にて上映された台湾映画界を描くドキュメンタリー映画『Flowers of Taipei-Taiwan New Cinema』(14)では出演もしている。『長江 愛の詩』は2005年から脚本に着手し、実際に長江で水上生活を送りシナハンも何度も繰り返すなど、製作に10年以上の時間をかけた。

撮影監督 | リー・ピンビン

1954年、台湾出身。
1985年に『童年往事/時の流れ』で初めてホウ・シャオシェン監督とタッグを組み、以後『恋恋風塵』(87)、『珈琲時光』(03)、『百年恋歌』(05)、『黒衣の刺客』(15)などホウ・シャオシェン作品の常連となる。その他ウォン・カーウァイ監督の『花様年華』(00)で第37回台湾金馬奨の最優秀撮影賞や全米批評家協会賞、NY批評家協会賞を受賞。世界の名監督に愛されるほか、日本の監督からもリスペクトされ、行定勲監督の『春の雪』(05)、是枝裕和監督の『空気人形』(09)も手掛ける。代表作にアン・ホイ監督の『女人、四十。』(95)、トラン・アン・ユン監督の『ノルウェイの森』(10)、『エタニティ 永遠の花たちへ』(16)、セザール賞にノミネートされた『ルノワール 陽だまりの裸婦』(12)など。本作では第66回ベルリン国際映画祭の銀熊賞・芸術貢献賞を受賞。